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高森明勅
2018.5.7 22:00

警視庁捜査1課

見知らぬ人物から連絡。

それはしょっちゅう。

多くはメディア関係者。

この時は「警視庁捜査1課の者ですが」と名乗った。

刑事さんらしい。

一瞬、ひょっとして、家族の誰かが厄介な犯罪に巻き込まれたか、
と不安がよぎる。

が、そうではなかった。

西部邁氏の自裁に毒物が使われていたらしく、
その出どころを探っていると。

10分ほど、いくつかの質問に正直に答えた。

最後に、
「ところで、そちらはどんなお仕事をされているんですか?」
との質問。

どうやら私自身の事は何も知らないようだ。

著書や文章を読んでいないのは勿論、
ホームページも覗いていないし、ブログも見ていない。

西部先生と一緒に出演した番組なども全く知らない。

なのに、普通に私に辿り着く。

逮捕者の押収品から辿ったのか。

何となく薄気味悪くなった。

もとより地道な捜査には頭が下がるが。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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